« 思い出してみた | トップページ | 今日の注射(デカドロン) »

ある日の主治医との会話

その1
医:どうですか
桜:ここらが痛いです。
  (主治医おもむろにボールペンを取り出し、私の手首に絵を書き出す)
医:ここに、こうやって(腱が)3本通ってる。悪さしてるのはこのへん…。
桜:この辺時々しびれますよ
医:神経がね。こう通ってんねん。
桜:腱鞘の上を通ってるんですか
医:真上! 時々開けたら目の前に飛び込んでくる。絶対どっちかに除けなアカン。
  (鉗子で除けたのが、痺れが出た原因だと言ってたっけ)
桜:人によって神経の通ってる場所ビミョ~に違うんでしょう?
医:違うよ。
桜:私はどうでした?普通の場所についてました?
医:“私は”(←すぐこう言われるんよね;)ちょっと下やった(笑)。
  (そうなんか。自分の体内を人に語ってもらうのは、なんというか面白い経験です)

デケルバンの手術は簡単なんだけど、この、最初に皮膚にメスを入れた時、患部より上に大事な神経が通ってるのが一番厄介なのです。

その2
桜:それとですね。CM関節が痛い…。
医:CM関節? CM関節について話すと長くなるんやけど、
  15年程前に論文を書いたことがある。
  (主治医、紙にCM関節の絵を書き始める)
  漫画家の前で書くのは、アレなんやけど。
  (すごい、絵心あるんですよ。上手いんです。そして私のCM関節を触診。CM関節とは親指の、指先から数えて3つ目の関節です)
  グラグラやね!
桜:ぶはっ!そうですか? 確かに骨の動く音しますけど。人の体になったことないので
医:僕のでやってみ
  (全然動きません)
桜:先生、力入れてません?
医:入れてないよ
  (CM関節と言うのは普通は、人の力でグラグラ動くものじゃないらしいです。ていうかやってるこっちの手に負担です…。)
桜:やっぱり靭帯が緩いってことですよね。こんなに関節がグラグラやったら姿勢を維持するだけで腱に負担ですよね。
医:そうそう。結論から言うとね、生まれつき…
桜:そんなん、どうしようもないじゃないですか~(大爆笑)
医:装具か、鍛えるかしかないよね。でもここを鍛えるっていうのもなぁ…。

私の手が、次から次へと腱鞘炎を発症していくのは
生まれつき関節を固定する靭帯が緩く、手首も指もじっとしておくためだけでも筋力の力を借りなければならないことと、それなのに人一倍筋力がないという2つのことが重なったからなんだろうな。
靭帯が緩い症例は生活の中で実感しています。
・子供の頃から足首をよく捻った
・ストレッチをマメにしたら、右手で右の肩甲骨を掴めるようになった
・     〃       背中で「合掌」ができるようになった。
(↑肩の靭帯が緩い)
・朝起きると、よく左手の手首が上手く動かなくて、振ってると音がして関節がはまる

8年間、なんで…という自問自答を繰り返しながらやっと一つの節目を
越えた気がする。
足が短いとか、髪が天パとかと同じく、
「靭帯が緩い」という身体的な個性が私にあったとのだと
最近はなんだか普通に受け容れられるようになってきた。
だからこれからも、関節の周りに色々な症状を発するんだろう。
ま、それも自分の体っちゅーことで。
でも、痛いのは辛いなぁ。。。 (2004/7/8)

|

« 思い出してみた | トップページ | 今日の注射(デカドロン) »

腱鞘炎総論」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ある日の主治医との会話:

« 思い出してみた | トップページ | 今日の注射(デカドロン) »