« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »

2006年10月

しゃべってるうちに診断がつく

私が病院へ行くといつもここが痛いあそこが痛いと愚痴吐き大会だ。整形外科の患者は概ねそうだと思うが、日長1日入れ替わり立ち替わりやってくる患者の「痛い」を受け止める医者もいい加減大変だろう。
私は痛いところにボールペンで印を入れて行く。最近人差指の上から4番目の関節(第2CM関節)が痛い。ここは親指のCM関節と違い可動しない構造だから
「ここはなぁ…ここが(関節症に)なるっていうのは、そうそう無いけどなぁ」
例によってここの靭帯も緩いのか聞いてみたらそうでもないらしい(よかった・笑)。
もう1つ手首に最近痛いところがある。痛いところを全部つなげると1本の線になる。だから全部関連する1つの症状だと思っていたら、よくよく話を聞いてみると手首の痛い部分は親指から来ている腱だって(親指を反らすと浮き上がる奴、長母指伸筋?)。
でいつものように、診察なんだか解剖講義なんだかはっきりしないが(笑)私の好きな手の構造の説明を受けて、人差指についてる橈側手根伸筋腱はここをこう通って…解剖図を描きながら実際の手で「この骨の…」と抑えられた所が痛かった。印は入ってなかった所で第2CM関節よりも少し手首寄りの所。
「ってことはやっぱり腱鞘炎なんや」
解剖講義中に突然診断が付いてしまった。あれって診断だったよなぁと帰ってから気づいたほど。関節なのか腱のか、腱だとすればどの腱なのか…。
手首の腱鞘炎ってデケルバンしかないと思ってません?私もいまだにほんの1部しか知らないけど、手首にはおびただしい数の腱が通っています。こちら参照。これ全部把握してる医者ってどれくらいいるだろう?そう思ったらやっぱり手の専門医じゃないとおっかなくて診てもらいたくないやと私は思うのです。もちろん注射だって場所も判らず打ってたって効くわきゃないんだし。
腱の数だけ腱鞘炎および腱付着部炎は起こり得るんだから。
医師から授かる知識はまだまだある。
悪くなったところのみの説明しか受けないから、いつか手の構造が全て明らかになるときは全部の箇所が腱鞘炎になったとき…ってそれはイヤじゃ~。

| | トラックバック (0)

仕事と腱鞘炎の両立

5年間で8日間の勤務で給料満額か…。もし私が奈良市の職員だったら腱鞘炎でも給料もらえるな。同じ病名だったら長く続けられないから、デケルバン、母指弾発指、尺側手根伸筋腱腱鞘炎、尺側手根屈筋腱腱鞘炎、左右上腕骨外側上顆炎および上腕骨内側上顆炎、足底腱膜炎…主治医に順番に診断書を書いてもらってさ(笑)
…笑ってるけど、腱鞘炎患者でこのニュースにため息ついてる人多いんじゃないか。今日日何をやるにもパソコンだから腱鞘炎の患者って増えてると思う。仕事で痛めた良識人はぎりぎりまで頑張って、言えなくて悩んで将来に絶望したり生活に不安を持ったり、そして取り返しのつかなくなった人は休職、退職に至る。そういうこと考えるとふざけるなって感じ。どんな病気でもそうだろうけど、腱鞘炎は特に治るのに時間がかかるから仕事との両立が非常に困難な病気なんだよ。
奈良市は対策として診断書を書く医師を市側が選ぶようにするとか。これはマジ病の人にはごっつー酷なことだよ。診断が医師個人によって大きく変わるってこと知ってるからね。
仕事と腱鞘炎の両立。人生と生活と夢がかかった仕事ですから安易に他人が何か言えるものじゃないけど、もし良心や責任感からだけで無理をしているなら、奈良市の職員を思い出して悪人になる勇気を持ってみよう!(いやもちろん、奴のような悪人ではありません。当然の権利であり合理的な判断のはず)

| | トラックバック (0)

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)

アシ嬢が外側上顆炎になったので、前から載せようと思ってほったらかしてた話しを、ブログに書きます。本当は本編の方に新しいページを作って…と思ってたんだけど更新作業が負担になるのでこっちです。
肘に痛みを訴えたとき先生に肘の構造の絵を書いて説明してもらいました。前腕の筋肉は例によって端っこは腱になり上腕の下の方で骨にくっついているんだけど、上腕骨外側(内側)上顆炎について「腕を使うとこの肘の腱がぎゅうぎゅう引っ張られて負担がかかって痛みが出る」と説明を受けました。
腱が引っ張られるというのが初めて聞いたときはどうしてもイメージが湧かなかった。
Kinniku そのうち左の図のようなことなのかなと理解するようになりました。赤いのが筋肉、黄色が腱、グレーが骨ってイメージです。前腕の筋肉は指を曲げる、伸ばす、手首を曲げる、起こす、グーやパーなどの動きを担ってます。手指でやってることは最終的に全て前腕の筋肉が力を入れて縮んでくれることで可能になってるんだけど、その筋肉が縮んだとき繋がってる両側の腱は真ん中に向かって引っ張られているようです。でも腱は元々あまり伸縮性がないヒモ様なもの。何度も引っ張られていると弱い人は耐えかねて痛みが起こって来るらしい。
骨と腱と筋肉は全部組織が違ってて、私の場合はどうもそれらが結合する部分に痛みを発するようです。腱が筋肉に移行するところ(継ぎ目?)もよく痛くなります。骨が鉄、ヒモが布、筋肉が風船だとしたら力がかかった時接合部に亀裂が生じるようなイメージがあります。引っ張られて腱がちぎれそうにでもなってるのか(汗)、細かい傷でも入ってるのか?とにかく炎症して痛みをもちます。私が焦ったのは、狭窄性腱鞘炎(トンネルの中が狭くなるタイプ)と違って構造上手術があまり有効じゃないという事実。それまで最悪の場合には先生に泣きついて…とどっかで他力本願だった自分が、
「じゃあ自力でなんとかしないとしょうがないんじゃん」と思った。自分の生き物としての治癒能力で治す以外ないと。ステロイド注射はそこそこ有効だけど対症療法だししょっちゅう打てるわけじゃないし。
そこで考えた。こういう時って腕全体が張ってて、こりこりになってて痛いわけよ。筋肉が凝ってて使ってないときでも固く収縮している感じだったのね。これじゃあ休めたって腱は引っ張られたままで治りようがないじゃんってことでどうやって筋肉を伸ばすかを考えました。
Taiyou 電気、マッサージ、鍼といろいろやりましたが「せんねん灸で温めてよくストレッチする」が一番効いたように思います。火を使うお灸と併せて、寝る前に「せんねん灸太陽」という貼るお灸を貼って寝ると朝の腕の伸びが違いました。結果的にこれを始めてから目に見えてマシになって行きました。すっかり治ることはなかったけど(^_^;)、パーができるようになって来て嬉しかった。

Kinniku どこにお灸するかというと、左の実写写真の解剖図で言う筋肉部分と、肘の腱の痛いところ。太陽は筋肉部分の押して一番痛いところに1つして寝ます。ただし、じっとしててもズキンズキンするような急性期は炎症部を温めるのは逆効果になりますので要注意。
ちなみに解剖図は主治医直筆です。自分の腕では表から筋肉を識別することができないので、アホほど混んでた日に頼んで渋々描いてもらった伸筋と腱の図解。腱が結構長いのがびっくりしました。(図は素人向きにわかりやすく省略してあるとの本人の弁あり)

| | トラックバック (0)

自家製CMバンド バージョン2

Cmband CM関節と言うのは親指の3番目の関節で、私はココの靭帯が緩く関節がグラグラしている(らしい)。その影響で関節自体も炎症するし周辺の腱や関節にも負担がかかるので、ココを安定させる装具を何度か作ってもらったことがある。
そして最近テーピングからヒントを得て自分で作ったのが自家製CMバンド。硬い素材でなくゴムというのがみそなのです。
こないだの定期点検で先生に見せたら色々アドバイスしてくれて、仰せの通り接着するところをくっつけてみたらなかなかいい案配。
やっぱり素人は理屈分からずにやってるからプロのアドバイスは必要です。でもってこれデケルバンにも理にかなっているそうです。試しに手首でもう1周回るようにしたら手関節も安定して気持ちいいです。
だけどねー、素材だねやっぱ。これはスウェットのウエストなんかに使うゴム。視覚的にみすぼらしいのも困るが表面が布なので不衛生なのが最大の問題。
台所仕事で使いたいのに洗えないから食材に触れない。食材が不潔になってもいけないし生の肉とか魚に触ってもよろしくない。しょっちゅう洗ったらすぐ伸び伸びになる。
こっちもねえ…必要なものがなけりゃ自分で作ればって頭はあるけど、素材となると考えることじゃなくて知る以外に方法はないなあ。化学に関する知識は皆無で「自分で探します」と言ったものの探せん…。それが出来るくらいなら特許取れるよなぁ(涙)

それにしてもクレイからせんねん灸、最近行き始めた鍼灸整骨院、自家製CMバンド…私が何か言い出す度に「出たぞっ」って顔で話を聞いてくれる主治医はすごいです。ココだけの話(?)ペンタブレットのペンや漫画で使うカブラペンみたいな異業種の道具まで経験済み。
何がすごいって、個人的にはどういう人なのかってよく知らないんだけど、私の言う事っていつもお医者さんとしてこれまで経験して来たことや専門書に載ってることとは全然別のことなのに、気持ちが拒否反応を起こさずに受容出来るってことがすごいと思う。
青2才ならいざしれず、人間経験を積むとだんだん自分の引き出しに満足してしまって初めて聞くことや見るものに興味を持てなくなって行く。他人の話に共感できなくなり、年齢的に人を引っ張って行く立場になれば責任もあって守りに入りがち。将来的には誰もがそういう風になるのかもしれないが、出来ることなら彼にはいつまでも、多少オトナ気なくてもいいから経験やマニュアルに頼らない“感じた言葉”でしゃべって欲しい(笑)。口は悪くても信用できる。

| | トラックバック (0)

« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »