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2008年4月

湿布の実力

「腱鞘炎で病院へ行ったら湿布もらって終わり」
…ってお話を否定的な意味でした覚えがあります。
この時は実際専門医から診たら湿布出して終わっとく場合じゃなかったんです。
完全に指曲がってなかったんやから。
でも誤解しないでください。湿布が無意味ってわけじゃないですよ。
というわけで今日は湿布の話を。

世の中にはいっぱい湿布薬があります。DSで売ってる物、整骨院でもらうもの、病院でもらうもの。大きく以下のように分けられると思います。
(1)有効な鎮痛作用のある成分を含有していて、鎮痛効果のあるもの。
(2)サリチル酸グリコールやメントールなどの血管拡張、血流拡充をうたったもの。
(3)冷やす目的のもの

(1)はインドメタシン、ケトプロフェン、フェルビナクなど、最近はDSで売ってる薬にも入ってるし、コマーシャルでもよく名前を聞きますね。私はフェルビナクは経験したことありませんがあとの2つは軟膏、湿布で使って、それなりに効果を実感しました。
いつも使ってるモーラステープはケトプロフェンというのが入ってるそうです。

(2)は昔からあるサロンパスなどの「貼るとスーッとする」系。
血流拡充により肩凝りを改善するという昔ながらの考え方の商品で、
(1)とは違うものだし血流改善と炎症性の痛みの治療は別物だと思います。
当然腱鞘炎に効いたことはありません。
未だに病院でもこれをくれるところがあります。おじいちゃんがやってる開業医とか(笑)。

(3)は初発の頃に行ってた整骨院でもらってたのがこれでした。
当時は私も何も解ってなかったし病院も行ってなかったので素直に使ってた。
保冷剤で冷やす代わりにこれを貼るのはいいかもしれないが、それだけです(笑)

その他、温湿布などと言ってトウガラシ成分みたいなのが入ってるベチョッとしたものを
整骨院でもらったことがあります。でも湿ったものをカラダにくっつけることは
成分の如何に関係なく冷却することになります。気化熱を奪うという意味です。

それぞれの湿布は、状況やご自分の症状に併せて使えばそれなりに効果があると思います。
一番症状が重いときに有効な(1)を使う際に気をつけて頂きたいのは、これの実力は
「不愉快な鈍痛や重だるさ、浮腫んだ感じ」辺りに最も効果的だと言う事です。
もっと強い疼痛には歯が立たない感じがします。
そしてこれは大事なことですが、
湿布自体は炎症の治療にはなっていないということを理解して使って欲しいです。
「腱鞘炎になったっぽい。ちゃんと湿布貼ってるからよくなるはずだ」と思って
原因となる作業を続けていれば、腱鞘炎は悪化します。
そうなってから「なんだ、湿布効かないじゃん」と思うのは間違いで使い方を誤っています。

私の母は変形性胸鎖関節症の痛みに、モーラステープを貼って少し楽になったそうです。
これの原因は老齢化による関節の変形なので、根源的な治療はありません。
対症療法でいいから、痛みを減らして楽になりたいという時に使うのが湿布だと思ってください。
専門家から見れば何の話やって感じやろうけど、我々素人は意外に湿布に振り回されるのです。どこまでを頼っていいのか、どこからが自己管理なのか。
にも関わらず湿布についてあまり関係者から聞かされることはありません。
彼らにとって当たり前のことが素人にとっては当たり前じゃないってことは結構多い。
唯一忘れられないのは、以前医師が自病院で扱っているとある湿布薬について
「これは全然効けへんよ」と言ったこと。
効かんものを扱うのはなんで?…ってそれはまあ色々営業上の某かでしょう。
商品名は忘れましたが、どっか別の病院でもらったことのある商品でした。
明らかに効かない湿布が市場に流通していて、患者がそれを知らないうちに手にする可能性が少なくないのが現実です。

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ミノマイシン

たまに皮膚科へ行きます。

前行った時「10人に1人副作用が出る」と言われつつ貰って来た抗生物質の使用感を、
先生に報告。

「あの薬、ちょっと平衡感覚が狂う感じがありましたけど、あれも副作用なんですかね」

「それはキツイ部類やな。普通はちょっとしんどいくらいやけど、
目眩とかは100人に1人くらいやな」

100人に1人!?動いた後に目が回った時みたいになったけどどすごく軽かったし、あたしってクジ運いいのかしら、なんて思ってしまいました。(←バカ?)

帰って調べてみると、目眩の報告は5%くらいとされてるとか、診てる限りもっと頻度が多いように思うとか言う記述を見ました。この薬は鉄イオンとくっつくとか。あ・・・鉄サプリ飲んでるからかな?Cl、Mg、Alなどとも結合しやすいとか。
なるほどねー、色んな食べ物を食べなさいと言うのがわかりますね。神経伝達物質とかホルモンとか、元を正せば結局そういう地球上にある分子からできていて、ちょっとお薬で何かの分子を阻害されたり、逆に足らないものを補ってやるだけで健康上にいろいろな変化が出るんだなぁ、とちょっとカンドー(笑)

副作用の症状は薬が終わる前に消えました。体が慣れたのか?でももっと酷かったら運転はしない方がいいな。

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更新

腱鞘炎ノート【本館】にステロイドについての所感と考察をUPしました。
2年前から推敲していたものがやっと何とか形になり、2年ぶりの本館更新となりました。
下の2本の記事と重複するところも多いです。

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