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湿布の実力

「腱鞘炎で病院へ行ったら湿布もらって終わり」
…ってお話を否定的な意味でした覚えがあります。
この時は実際専門医から診たら湿布出して終わっとく場合じゃなかったんです。
完全に指曲がってなかったんやから。
でも誤解しないでください。湿布が無意味ってわけじゃないですよ。
というわけで今日は湿布の話を。

世の中にはいっぱい湿布薬があります。DSで売ってる物、整骨院でもらうもの、病院でもらうもの。大きく以下のように分けられると思います。
(1)有効な鎮痛作用のある成分を含有していて、鎮痛効果のあるもの。
(2)サリチル酸グリコールやメントールなどの血管拡張、血流拡充をうたったもの。
(3)冷やす目的のもの

(1)はインドメタシン、ケトプロフェン、フェルビナクなど、最近はDSで売ってる薬にも入ってるし、コマーシャルでもよく名前を聞きますね。私はフェルビナクは経験したことありませんがあとの2つは軟膏、湿布で使って、それなりに効果を実感しました。
いつも使ってるモーラステープはケトプロフェンというのが入ってるそうです。

(2)は昔からあるサロンパスなどの「貼るとスーッとする」系。
血流拡充により肩凝りを改善するという昔ながらの考え方の商品で、
(1)とは違うものだし血流改善と炎症性の痛みの治療は別物だと思います。
当然腱鞘炎に効いたことはありません。
未だに病院でもこれをくれるところがあります。おじいちゃんがやってる開業医とか(笑)。

(3)は初発の頃に行ってた整骨院でもらってたのがこれでした。
当時は私も何も解ってなかったし病院も行ってなかったので素直に使ってた。
保冷剤で冷やす代わりにこれを貼るのはいいかもしれないが、それだけです(笑)

その他、温湿布などと言ってトウガラシ成分みたいなのが入ってるベチョッとしたものを
整骨院でもらったことがあります。でも湿ったものをカラダにくっつけることは
成分の如何に関係なく冷却することになります。気化熱を奪うという意味です。

それぞれの湿布は、状況やご自分の症状に併せて使えばそれなりに効果があると思います。
一番症状が重いときに有効な(1)を使う際に気をつけて頂きたいのは、これの実力は
「不愉快な鈍痛や重だるさ、浮腫んだ感じ」辺りに最も効果的だと言う事です。
もっと強い疼痛には歯が立たない感じがします。
そしてこれは大事なことですが、
湿布自体は炎症の治療にはなっていないということを理解して使って欲しいです。
「腱鞘炎になったっぽい。ちゃんと湿布貼ってるからよくなるはずだ」と思って
原因となる作業を続けていれば、腱鞘炎は悪化します。
そうなってから「なんだ、湿布効かないじゃん」と思うのは間違いで使い方を誤っています。

私の母は変形性胸鎖関節症の痛みに、モーラステープを貼って少し楽になったそうです。
これの原因は老齢化による関節の変形なので、根源的な治療はありません。
対症療法でいいから、痛みを減らして楽になりたいという時に使うのが湿布だと思ってください。
専門家から見れば何の話やって感じやろうけど、我々素人は意外に湿布に振り回されるのです。どこまでを頼っていいのか、どこからが自己管理なのか。
にも関わらず湿布についてあまり関係者から聞かされることはありません。
彼らにとって当たり前のことが素人にとっては当たり前じゃないってことは結構多い。
唯一忘れられないのは、以前医師が自病院で扱っているとある湿布薬について
「これは全然効けへんよ」と言ったこと。
効かんものを扱うのはなんで?…ってそれはまあ色々営業上の某かでしょう。
商品名は忘れましたが、どっか別の病院でもらったことのある商品でした。
明らかに効かない湿布が市場に流通していて、患者がそれを知らないうちに手にする可能性が少なくないのが現実です。

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治療ネタ」カテゴリの記事

コメント

利き手が簡単に腱鞘炎になってしまう人の手はもとより弱いので
利き手よりも普段から使ってなくて更に弱い反対側の手は
利き手をかばうだけで壊れてしまうのです。
私の左手のデケルバンは右手のデケルバンを手術して抜糸までの1週間のうちになってしまいました。。。
たぶん、右手左手合わせてそれでも1人前に至らない我々のような人間は
出来る限り両手とも健全に近づけないと生活を奪われる恐れありです(苦笑)

投稿: kaori | 2008年5月20日 (火) 18時44分

今の先生はドケルバンの執刀をしてくれた先生です。
以前診てもらってた先生は今の先生の弟子(?)ですが、年度末に転勤してしまいまして。
手術は、「気分的に2時間耐えられないなら全身麻酔でやってあげるよ」と言われました。はい、ドケルバンの10分がすでに精神的タイムリミットだったので、ぜひ全身麻酔でお願いしたいです。

誰に相談しても「やるなら今」といわれるし、
今やらなかったら次に手術考えるのはもう痛くて痛くて日常生活送れないって時だっていうし、
でも一番効いたのは友人のこの言葉。。。
「あきひとって左利きだよね?てことは料理するときフライパンとか、右手で持つんだよね?重いよー」
…もともとは左手のドケルバンかばって出た右手の症状なので、
仕事やめたらそんなに活躍しないかもしれない右手にそこまでするのはどうかなー、と思っていたのですが、よく考えたら利き手じゃないほうの手って利き手のサポートという意味ではかなり重要。。。

やっぱり、右手の手術はしておこうかなあ。。。
(現在左より右のCM関節のほうが重症で、さらに先生の利き手の都合とかで右手の手術のほうが得意なんだそうです。なのでやるなら右手の靭帯再建手術です)

また、術後の感想とか報告させていただきますね(笑)

投稿: あきひと | 2008年5月19日 (月) 15時29分

>emiさま
グルコサミンとかって効きます?結構高いですよね(汗)
最近年齢的なこともあって腱や軟部組織の柔軟性が無くなっているような気がします。腱鞘炎が治りにくいのもそういうことも関係あるのではないかと。
新たな整骨院…新たな整形外科?(笑)


>あきひとさま
そこまで解っていらっしゃるなら…「やっちゃえば?」

・・・・・・・いやあ、背中押そうかなと。

うん、やっちゃいなよ。
今が1番だよ。
手術室にIpodとか持ち込んで音楽聞いてたらいいよ。

…はい、ヒトゴトですね。すいません。
今の先生は以前デケルバンを手術された先生とは違う方ですか?
今の先生の言動を伺ってるとちょっと私の主治医を思い出します。
結構色々突っ込んだ所を熟知している人の言動と言うか…。頼もしい感じがする。

投稿: kaori | 2008年5月17日 (土) 21時29分

レスありがとうございます。
…そうなんです。いつかやらなきゃいけないのなら、
時間的にも今がいちばん!(仕事とか、家庭環境とか)とは思うのですが。。。
幸いにも、ぼくを診てくれているお医者さんは
ぼくの住んでいる県に2人しかいない手の外科専門医で、
さらに靭帯再建手術もやったことがある先生で、
もう、やってもらうならこの人しかいない!とは思うんですが。。。
うーん、恐怖心にうちかつ勇気がほしい・・・・・・(泣)

投稿: あきひと | 2008年5月16日 (金) 08時29分

今晩は
細かいアドバイスありがとうございます。
やっぱり注射ですね
決心が固まりました。(笑)

今の私の心の拠所は
桜さんです

腱鞘炎が原因ではないと思うのですが
右膝も痛くて困っております

立ち上がりの時に痛くて・・・
グルコサミンも飲んでいるのに
なぜ?
と思いますが
すべて、悪循環ですね

新たな接骨院に行って
膝を診て貰って、注射も頼んでみます。
ひとつ、ひとつ、具体的に動かないとね

どこそこ痛いので
テンション下げ下げなんですけど
負けずに頑張ります。

ありがとうございました。

投稿: emi | 2008年5月15日 (木) 23時52分

>emiさま
レスを新しい記事として投稿させていただきました。
他の方にも読んでいただきたいので。

>あきひとさま
お久しぶりですぅ。あああああーっそういうことになってしまいましたか…。
決断には勇気がいったと思いますが、でも英断だったんではないでしょうか。
靭帯再建手術…は自分も話にしか聞いたことありません。
でも人生これから長いですからね。手は1生使って行かなきゃならないものだし、今後何をやるにしてもCM関節症の症状と共存して行くことになりますからね。
ただこれまでお話を伺っていると、診ていただいてるお医者さまがかなりその分野を得意とされてる方なふうに見受けられるのですが。
それはなかなかラッキーなことですよ。

投稿: kaori | 2008年5月15日 (木) 11時45分

お久しぶりです。
仕事に復帰して3ヵ月余り…やはりCM関節症は再発してしまいました。
なのでお仕事も来月で退職せざるをえなくなり。。。

今日病院に行って靭帯再建手術の詳しい話を聞いてきました(親と一緒に)。
骨に穴を開けて手首の腱をその穴に入れてスクリューで固定するそうです。
ぎゃーーーーーー。
怖い怖い、マジ怖い!

で、母親に相談すると「やっちゃえば」と言われました。うーん、、、ヒトゴトだと思って。。。
でもたぶん、ドケルバンと同じようにやってしまえばそれまでなんですけど。
なんだか労災がおりそうなのでこの機会にやればタダ(笑)というのと恐怖心との間でゆれてます。

うーん、どうしようかなあ。。。

投稿: あきひと | 2008年5月13日 (火) 12時57分

お返事ありがとうございます。
テニスが原因なんですが、痛めたのは肘ではなく手首です。
手首と言うか親指の付け根です。近所の整形外科の診断でスグに腱鞘炎と言われました。ところがそこでのリハビリが患部にレーザーのような暖かいヒカリを合計8分当てるだけのもので、夕方仕事上がりに行くと470円もかかります。ボッタクリじゃん!と思って行きつけの整骨院に行くことにしました。
整骨院では10分揉み解し、その後電気治療。望めば鍼治療。温浴療法。などしてくれます。どの治療が一番良いのか分かりません。何をしても手ごたえがありません。
テーピングもいろいろしてみていますが、最近はした方が良いのか、しない方が良いのか解らなくなりました。夜寝る時、手首が曲がらないようにしたほうが良いとの情報を得て、手首が曲がらないように工夫して寝ています。コレは正解だと思います。
千年灸とか、ピップエレキバンとかしたほうが良いのでしょうかね。
疑心暗鬼というか、暗中模索というか、八方塞がりというか・・・
疲れました。

痛みから解放されたいです。
これをやったらほんの少しずつでも良くなるよ!という確かな拠所が欲しいです。注射したいけど今更整形外科には行けないし、あーー
どうしよう?!

と、悩む毎日。
でも、心のどこかで、その内ころっと治るかも?と思っている私。
甘いかな(笑)
気長に頑張らずがんばります。
何か、心のよりどころがあったら教えて下さい。

投稿: emi | 2008年5月13日 (火) 00時10分

はじめまして。
テニスでなったということはテニス肘(外側上顆炎)ですか?私も今これと格闘しています(涙)。テニスは全然しないんですけど治りにくいです。使い方を油断すると再発します。でも再発というだけに何度か“寛解”みたいな状態までなったので今回もあまりガッカリせず出来ることをやっています。
上腕骨上顆炎は整形外科では注射と湿布ぐらいしかなくて、手術もあまり有効じゃなくて、私の場合は筋肉を温めてストレッチする、クレイにラベンダーオイルを混ぜたものを湿布する、ってぐらいしか。予防としてテニス肘バンドをつけるというのもありますが、痛くなっちゃうとあまり効果がありません。
そんな感じでこれについての記事も情報もあまり提供出来なくてすいません(^^ゞ
治り易さから言えば、指関節>手首>肘 って感じです。
外側上顆炎の場合は、手首を起こす、指を広げてパーを作る、ものを離す、などで傷めるのでなるべく手をそういう形にしないというのが、日々気をつけるところです。そしてキーボードを打つのは悪化要因です。私は音声入力です。
でも私のサイトが何かのお役に立てたのならよかったです。お大事に(^_-)

投稿: kaori | 2008年5月10日 (土) 08時43分

桜さんはじめまして。
一ヶ月ほど前から腱鞘炎で悩んでいて、痛みから解消されないことへの苛立ちやら不安やらでテンションがた落ち。なんと言っても不便で困っています。この一月、ご他聞にもれず治療のことで思考錯誤を繰り返してきました。
わたしの場合は原因がテニスで自業自得なんですが「腱鞘炎」がこんなに治らないなんてはじめて知りました。テニスが唯一の健康のバロメーターだったのに、すっかり自信をなくし一気に老け込んだ気がします。
最近はひざまで痛くなって、立ち上がりがスムーズに行かず、生命の危機を感じます。もうスグ52歳。どうしよう・・・
ネットで腱鞘炎の情報を得ようと検索していたら桜さんの記事を発見しました。一気に読みふけりました。楽しかったです。落ち込んでちゃいけないと思いました。私も生活を見直して見ます。お医者様との対話の仕方とかも勉強になりました。
自業自得でなってしまった「腱鞘炎」です。治るまで自分で面倒見ます
長く付き合うことになることも覚悟いたしました。「腱鞘炎」だけに囚われていちゃいけないってことですよね。パートの仕事も7月末で会社自体が存続しなくなるかも?(通販の受注センター)と聞かされ、追い討ちをかけられた感じだったんですが、また、新しいコトに向かって頑張って見ます。元気を下さってありがとう♡
桜さんのコミック読んで見ますね♪
それではまた。

投稿: 浅野 恵美 | 2008年5月 8日 (木) 18時25分

こんにちは♪
注射が効いたのはラッキーでした。あまり効かないって人もいますから。
私の印象ではばね指は手首部の腱鞘炎より治りやすいと思います。
今後の使い方にもよりますが、様子見ながらそーっと過ごして下さい(笑)
持続型ステロイドだと時間をかけて効果を徐放するので様子見ましょう。
効果があるようなら追っかけて2度くらい打って
治してしまうという方法もあります。
水溶性だと間隔を空ければ腱が萎縮するとかもないと思います。
排泄されますからね。
何が何でもこのまま治しましょーっっ!
ブログ拝見しました。芝ちゃんの猫手が立派過ぎます…=^^=
投薬後その場で痛みが消えて行ったのは
麻酔剤を一緒に打ってるからだと思いますが。
患部の感覚が一時的になくなりませんでした?
うちの猫も元気ですよー。今日は父ちゃんに洗われました。

投稿: kaori | 2008年4月30日 (水) 15時12分

桜先生、こんにちは。
23日に病院で腱鞘炎治療の注射をうってもらいました。
私は左親指のつけ根なのですが…
注射は腱をもろくするから、とまずは塗り薬でようすを見ていましたが、
目が覚めているあいだはずっと痛みがあり、ついにバネ指になっちゃいましたので。
「死ぬほど痛いが魔法の注射」
と言われたように、痛みはうそのように軽減されました。
このままよくなるのかな、暫定的なものなにかなと戦々兢々ですが、
痛みから解放されたことは晴天の霹靂でした!
痛みでウツになる…そういうこともあるんだろうな、って思っていたので。

猫ちゃんはお元気ですか?
わが家のブラックスモークたちも元気です。

投稿: 芝と苑の管理人 | 2008年4月29日 (火) 13時03分

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