« 湿布の実力 | トップページ | 訂正 »

治療について【Fainal Edition】

元々は下の記事にいただいたemiさんのコメントに対するレスなんですが、他の方にも参考になりそうなので少し広げて纏めてみました。個有の症状や場所がわからないので具体的なことは言えませんが。たぶんこれがこのブログ内で治療をまとめたものの中で一番よく総括されていると思います。

>レーザーのような暖かいヒカリを合計8分当てるだけ
・レーザーは私も10年前通ったことがあります。図書館でたまたま読んだ本にそれが効いたという話が載ってたのでどうしても受けたくて、当時はまだ普及してなかったのでメーカーに問い合わせ、納品先のなかで1番通えそうな整形外科を紹介してもらいました。感想は、その時は少し楽になるけど…というその他の物理療法と横並びでした。初期の頃はこんな風に、有効な手立ても拠り所もなく手探りであがいていたんです。
・リハビリ部門と併設している整形外科の開業医の場合、経営的側面から?あるいはその先生ご自身の考え方から?リハビリを優先する可能性があります。

>どの治療が一番良いのか分かりません。何をしても手ごたえがありません
>テーピングも、した方が良いのか、しない方が良いのか解らなくなりました
>千年灸とか、ピップエレキバンとかしたほうが良いのでしょうか

治療について
「誰が言ってる事が1番正しい、ということは無い。」
「どの分野の治療が腱鞘炎に最も有効という結論も無い」
というのが私が至った結論です。その人の病態の段階に応じて有効な手立ては変わって来るからです。
【痛み】というのは、実は色々な段階と意味があります。自分にはひとことで「痛い」という感覚でしか現れないので解かり難いですが、その原因によって有効な対処の仕方が変わって来ます。例えば…

(1)炎症が増幅して行ってる時、ピークに達しているときの強い痛み
(2)筋肉が収縮していて、腱に負担がかかっている痛み
(3)冷えや使い過ぎで筋肉が凝り、血行が阻害されて起こる痛み
(4)炎症が長く続くことで脳が痛みを覚えて錯覚している場合
(5)ピークは過ぎて、1通り炎症反応が終息するまでの間の痛み
(6)長く炎症が続くことで組織が変性したりしこりになってそれが痛みを誘発する場合

等等。その時々に適した治療があって
(2)(3)の時はレーザーや温熱治療、鍼やせんねん灸など温めることが有効で、こんな時のステロイドは無意味。
逆に(1)の時はステロイドぐらいしか歯が立たない。こんな時に湿布や電気をあてても無意味。
(5)や(6)の時は気分的に最も悲観してる時期で(まだ治らない…って)、腱鞘炎の場合これが結構長い時間を要するのですが、このときはステロイドもあまり意味がなく、
鍼や湿布で宥めながらという感じになります。
(4)は痛みの勘違いをブロック出来るトリガーポイントに鍼を打つといいそうです。(NHKの『ためしてガッテン』でやってました)自分ではそういう経験はありませんが。
まあ(4)~(6)は対処が遅れることで長引く2次災害なので、やっぱり早め早目の対策が必要、これに尽きますね。

今は自分がどんな状態か把握して、それに必要な手段を選ぶようにしています。
個人的には(1)のうちのまだ軽い時にクレイとラベンダーオイルを混ぜたものを湿布します。
ステロイドとクレイ。副作用覚悟の強い薬とホリスティックな考え方が今の私の治療の2本柱です。
自分がどんな状態か、ということは長い間主治医の客観的な印象と自分の自覚症状を比較することで判るようになってきました。ただ、これは中々微妙で厄介です。
腱鞘炎になった、痛くて何にも出来ない、不便!って状態が1カ月も続いていれば(1)の状態で、自力では治癒力が追いついてないと見ていいと思いますが…。
そしてそのレベルの炎症をステロイドに頼らず自己治癒能力で抑えようとすると、3ヶ月~半年、もっとかかるかもしれません。私は8ヶ月かかり(しかも完全には退かなかった)その間庇ってた他の所が悪くなったので、当時今の知識があれば絶対早々にステロイドしてます。副作用が…なんて心配は打ってから考えればよいことです。

>今更整形外科には行けないし
世の中整形外科はいっぱいあります、お医者さんもいっぱいいらっしゃいます(笑)

ただステロイドも一気にゼロにまで持ってってくれるわけではありません。
段階が軽くなるだけです。そうしたらそれに応じて別の治療をするのもいいと思います。悪化予防になります。
テーピングや装具も、体が自力で治している間悪化するのを防ぐために使うもの、だと考えて下さい。それ自体に起きてしまった炎症を取る力はありません。私はステロイド段階に至るのを防ぐために使っています。

その他まだ私がよく判ってない分野として「東洋医学」があります。整骨院での鍼などとは発想が全く違うものです。永らく通っているところがありますがこれは、本当にその治療院、鍼灸師個人によって方法論も技術も治療方針も全く異なって来るので、あまりコメント出来ません。漢方薬や医食同源とかって食事からきっちり指導されるような東洋医学もありますが、こっちはまったく未経験です。もしかしたらこれやったらスッキリ治るのかも?!(笑)
長々と書きましたが、腱鞘炎は長引くためタイミングを間違えた治療をする人が(過去の自分も含め)非常に多いです。その間にさまざまな治療分野を渡り歩くと、其々の専門家が互いに他の分野を否定的に語る事があります。あくまでも可能性の話ですよ(笑)
不安の果てにたどり着いて初めて話を聞いてくれた専門家の言うこと(それがどの分野の人かは解りませんが)を鵜呑みにして、他の分野を頭から排除してしまってはもったいないと思うんですよ。

>何か、心のよりどころがあったら教えて下さい。
結局は「人」だと思います。なぜって病気を治すのは最終的には自分の体ですから、そこへ寄り添ってくれる「人」の存在が支えになります。もし主治医が手の専門医じゃなく整形のお医者さんでもなく、例えば整骨院の院長だったら、あるいは腕のいい整体師や鍼灸師だったら…やっぱり頼りにすると思います。

↓よろしかったらポチっとお願いします^^

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 病気ブログへ

|

« 湿布の実力 | トップページ | 訂正 »

治療ネタ」カテゴリの記事

コメント

首都近郊ならわんさかありますよ、手の外科。
八王子から近いとかそんなピンポイントなこと大阪人に聞かないで下さい。
手始めに手の外科学会のホームページをご覧になってはいかがでしょう?
日本中の全ての手の外科の先生が載ってるわけではありませんが
左の方の 役員・評議員・委員 の所をクリックすると
役員の人たちの名前と勤務している病院名が出てきます。
東京都内には多いですよ。

手に注射…ちゃんと分かってる先生にとっては何てことないんだと思います。
ただ、整形の先生でも手首の腱の正確な位置までご存知ない方も
いらっしゃるかもしれないので。
別に危険てことはないんでしょうけど。

投稿: kaori | 2008年5月20日 (火) 18時35分

今晩は 手の外科を探しています。
八王子の南大沢から比較的近い手の外科
ご存知でしたら教えていただけませんか?

ネットで検索したら
拝島から杏林大学方面にバス
とか言う病院があります。
聖マリアンナ病院に手専門の先生がいたという情報もあります。

手に注射するのはそんなに危ないのでしょうか?
ちょっと不安です。

投稿: emi | 2008年5月18日 (日) 23時10分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 湿布の実力 | トップページ | 訂正 »